関連図書
 勉強会の内容をより深く理解するために次の文献をお読みになることをお勧めします。

サンドラー(著)「患者と分析者」 患者と分析者 [第2版]
J.サンドラー他(著)、藤山直樹・北山修(監訳)、重宗祥子・松森基子(訳)
誠信書房、2008年

臨床精神分析の基本概念を、歴史的変遷をふまえながら体系的に明確化。心理療法における治療関係や治療過程を正しく理解するために役立つ。新たな章の追加と全般的な増補改訂を行った第2版。
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北山修(著)劇的な精神分析入門 劇的な精神分析入門
北山修(著)みすず書房、2007年
今日、精神分析の臨床は、患者やクライエントの症状の意味を分析することから、人が生きることを抱え、共に考え、そして失敗することへとその力点を移している。意識と無意識、外と内、人間と動物、大人と子ども、日本語と外国語、普通と普通でない……〈私〉を分かつ社会の二分法や二重性をこえて、〈私〉が本来の在り方を確保するために。「心の台本を読む」「治療室楽屋論」など、人生の営みを演劇的なものと捉えてみること、そして〈私〉の心の台本に気づき、読み取り、かみしめること。かつて舞台人として楽屋を愛した著者の、独創的で体験的な〈私〉の時代の精神分析論。
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北山修(著)評価の分かれるところに 評価の分かれるところに: 「私」の精神分析的精神療法
北山修(著)誠信書房、2013年
特異な経歴と日本語感覚を持つ精神分析家である「私」が、これまでの精神分析的探求を総括する最新エッセイ集。
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藤山直樹(著)集中講義・精神分析(上) 集中講義・精神分析〈上〉精神分析とは何か/フロイトの仕事
藤山直樹(著)岩崎学術出版社、2008年
気鋭の分析家が精神分析の本質をダイレクトに伝える―フロイトの「精神分析入門」と同様に,精神分析を知らない聴衆にじかに伝える系統講義。 精神分析の理論を平板に紹介するのではなく、対話のなかで練り上げられて行く生成の過程を実際に精神分析という営みを行なっている分析家が語りつくす。
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藤山直樹(著)集中講義・精神分析(下) 集中講義・精神分析〈下〉フロイト以後
藤山直樹(著)岩崎学術出版社、2010年
精神分析という知の対話的発展を語り下ろす待望の下巻――フロイト以後の発展として対象関係論を中心に、自我心理学、クライン、ビオン、フェアバーン、バリント、ラカン、そして現代の精神分析を論じる。理論的な入門であると同時に臨床への示唆にも満ちた生きた精神分析の講義録。
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藤山直樹(著)精神分析という営み 精神分析という営み―生きた空間をもとめて
藤山直樹(著)岩崎学術出版社、2003年
精神分析の実践に関わる私のこころはその営みに巻き込まれ、私であることをいくぶんか失っている。
失っては取り戻すその運動こそが、精神分析の営みの中で患者がふたたび「生きる」ことの裏づけになっているのである──。
土居健郎をして「ほとんどフロイトを越えている」と言わしめた著者の代表作。
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岡野憲一郎(著)脳から見える心 脳から見える心―臨床心理に生かす脳科学
岡野憲一郎(著)岩崎学術出版社、2013年
あらゆる精神科的な疾患について、脳科学的な根拠を知ることは、それらが「本当の病気」であり、来談者たちはそれに苦しんでいる犠牲者であるという理解を促す。
「来談者の訴えに虚心坦懐に耳を貸しなさい」というよりは、「個々の病気を知りなさい」という教えのほうがより現実的である。
虚心坦懐には限度があるが、病気を知ることで、それが「気のせい」ではないことがわかる。
それが来談者の苦しみを知ることでもある。
個々の病気を知るために、心理士は精神医学や脳の専門家になる必要はないが、「脳科学オタク」くらいにはなっておくことは必要だろう。
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岡野憲一郎(著)自然流精神療法のすすめ 自然流精神療法のすすめ―精神療法、カウンセリングをめざす人のために
岡野憲一郎(著)星和書店、2003年
「ボーダーライン」の患者さんをどう扱うのか?患者さんを好きになってしまったら?など、精神療法家であるなら必ずや直面する難問に、著者は真摯かつウィットに富んだ語り口で答える。自らの心の流れに逆らわない「自然流」の精神療法とはどのようなものであるか、日々の実践とスーパービジョンで培われた著者の考えに、精神医療に従事する者であれば、思わず唸らせられる一冊である。
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妙木浩之(著)初回面接入門 初回面接入門―心理力動フォーミュレーション
妙木浩之(著)岩崎学術出版社、2010年
本書は心理療法の初回面接および力動フォーミュレーションと一般に呼ばれる手続きを主に取り扱っている。
初回はその後の出会いをかなり左右し、「居場所」「より所」「文脈」がキーワードとなる。
心理療法という場で、人と出会い、その人の心の居場所を考えているあらゆる人にとって有用な書。
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妙木浩之(著)フロイトの脱出 フロイトの脱出
D.コーエン(著)、高砂美樹(訳)、妙木浩之(解説)、みすず書房、2014年
ジークムント・フロイトはいかにナチスのはびこるウィーンから脱出し、ロンドンへと逃れたのか?本書はフロイトの晩年に重点を置き、ロンドンへの脱出の顛末をつづったノンフィクションである。82歳の高齢で亡命するだけの資金もない精神分析家がウィーンを発つまでの日々を辿っていくと、あるひとりの男の存在が浮かび上がってくる―フロイト家の不正蓄財を管理するべくナチスから派遣された将校、アントン・ザウアーヴァルトである。これまでに数々の伝記で語られてきたフロイト像を検証し、フロイトが精神分析学史に遺した功績に触れながら、物語はフロイト家とザウアーヴァルトをめぐる謎の解明へと収斂されていく。
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対象関係論を学ぶ(松木邦裕著) 対象関係論を学ぶ ークライン派精神分析入門ー
松木邦裕(著)岩崎学術出版社、1996年
精神分析を学ぶうえで重要なクライン派の理論をわかりやすく解説した入門書。
「転移/逆転移」「妄想」「思考障害」さらに「抑うつ」などの理解や対応などのヒントを与えてくれる。
第I部は「心の中の世界と対象」を図・表で平易に解説。
第II部は「対象と愛そして憎しみ」を臨床経験を織り交ぜながら解説。
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松木邦裕(著)不在論 不在論: 根源的苦痛の精神分析
松木邦裕(著)創元社、2011年
人生における苦痛・不幸の発端は、満足や安心をもたらす対象がいないことである。この苦痛を回避するだけでなく「苦痛にもちこたえることでそこから新しい 何かが生まれる」ということを、人はどのように学ぶのか? 天災・人災の苦難の事態にも、心に喪失の苦痛を抱えながら、同じく喪失を体験している人たちに深い心配りができるのは、どうしてか? そこを見すえることこそが精神分析の真骨頂――著者渾身の書き下ろし 。
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メラニー・クライン入門(スィーガル著) メラニー・クライン入門
H. スィーガル(著)、岩崎徹也(訳)岩崎学術出版社、1977年
フロイト以降,精神分析理論が発展するなかで,とりわけ重要な役割をはたしたメラニー・クライン。
本書では彼女の初期の業績から始まり「妄想的-分裂的態勢」「羨望」などその重要概念を入門的に解説する。
また訳者による解題や索引も充実。
邦訳の刊行から数十年を経てなお読み継がれるロングセラー。
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